楚々日記
花火花
こんばんは~ 須貝邸 女将 青野です。
満開だった桜の花びらが零れ落ちた後
その様子を気にしたことなんて、これまでありませんでした。
ちょっと遠目には紅葉ですか?と思うくらいの萌黄色と紅色に包まれた通り
萼(ガク)の部分だけが残った桜は、真っ赤な線香花火みたいです。
風が吹くと、たくさんの花火が
パチパチッ!! ヒュンヒューンッ!! まるで降り注いでいるように見えます。
希望溢れる蕾の頃から満開、儚く美しい花吹雪だけではなく
桜という「巡る時間」を感じられる、こんな表情があったとは…参りました…
桜を描くなら、私はこの瞬間を選びたいなと思っているくらいです。