楚々日記

お山の涙

こんばんは~  二代目 女将 青野です。

 

もうすぐ藤の季節も終わりですね~

 

村には、珍しい白藤が蔓を広げている場所もあったり…

日本固有種である野田藤も、自生してたり!

 

桜並木に引き続いて

藤棚を作ってみては?と思うほど。

 

群生して揺れる藤は、今年も本当に綺麗でした~

 

 

ただ、忘れてはいけないこともひとつ。

 

たしかに「綺麗」ではあるのですが

藤の花は「お山の涙」とも言える側面があります。

 

絡んだ蔓が幹を変形させてしまったり

広がりすぎた藤は、太陽の光を遮り、草木を枯れさせてしまう。

 

つまり、「荒廃」の象徴なんですよね。

 

このお山も泣いているのかもしれない

なんて思いながら、、お宿の生花用に伐採そして伐採。

 

(とりあえず、自分の籠バックでも編んでみたいな)

 

 

そんな中、村の一企業では

伐採がメインだった林業に、「植える」に特化した新部門を設立 !

 

お山のサイクルを整える仕組みが動き出しているとのこと。

 

いい意味で変わり続ける村。かっこいいです。