楚々日記
静寂の音は大きい
こんばんは~ 二代目女将 青野です。
蒸し野菜になっちゃうよ !なんて気分になるこの頃。
陽が落ち始めると
蜩の声が、お山の至る所から驚くほど澄んで聞こえてきます。
「静かなところね~」
お宿のお客様からは、よく言っていただくんですが
「静かだからこそ」なのか
あらゆる音が耳へ肌へ鮮明に届いて
あたりそこらじゅうに
生きている気配が満ちていることを思い知らされるというか…
両耳に手を塞ぎ添えたとき
自分の内側の音に圧倒されるような
たまに少し怖くなって
溺れてしまいそうになります。
月明かりや星空からすらも
夜の音が聞こえてくる気がします。
それがまた心地よくって、良いんですけどね。
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